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【潮9月号の読みどころ】特別企画ほかオススメ記事

『潮』2023年9月号(8月4日発売)のオススメ記事を、読みどころとともにご紹介いたします。
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【特別企画】世論の〝風〟の本質を見抜く
公明党は最も国民の側にいる政党(P.40~)
末冨 芳(教育学者/日本大学教授)

●末冨氏は、政府の「こども未来戦略方針」を受け、〝こどもまんなか〟の姿勢を貫く公明党に感化され、自民党も変わりつつあることを感じたという。
●大阪府の吉村知事が推進している高校完全無償化は画期的だが、現行案では実現が難しく持続可能性もないことの懸念を末冨氏は語った。
●末冨氏は、公明党は利害関係に囚われず、一人ひとりの小さな声に寄り添い続けてきたことについて、もっと多くの国民に理解されてよいと主張。


誰も取り残さない社会へ――健常と障がいの境界を越えて(P.80~)
堀内都喜子(フィンランド専門家)&織田友理子(一般社団法人WheeLog代表理事/NPO法人PADM代表理事)

◆福祉において先進的なフィンランドについて広報活動をしている堀内氏。そして自らも国の指定難病を2つ抱えながら、共生社会を築く活動に取り組む織田氏。福祉をめぐる日本社会の課題について語り合う。
◆織田氏は、多様な視点を取り入れた組織づくりを進めることで、社会から取りこぼされる人をなくすことができると語った。フィンランドでの閣僚による育休・産休の積極的な取得を例にあげ、変化を恐れず前例をつくっていくことが大切であると堀内氏が応じた。
◆障がい者と健常者のあいだの垣根を取り払うために、双方向のコミュニケーションによる相互理解が重要だと論じる織田氏。堀内氏も、バリアフリーの問題は誰もが直面する可能性があると指摘し、自分ごととして捉える大切さを訴えた。

 

「庶民の中の庶民」として政治に血を通わせていく(P.88~)
伊藤 渉(公明党衆議院議員)

◆2005年の衆議院選挙初当選以来、厚生労働大臣政務官や財務副大臣などを歴任し、中小企業支援などの政策を実現してきた伊藤氏。政治信条は「庶民が泣かない世の中をつくること」。伊藤氏の父はペンキ屋の親方で、幼いころから職人たちに囲まれて育った、「庶民の中の庶民」を自負。
◆苦学を経て就職し、仕事も充実していたころ、母が末期の腎臓がんになった。母は、1年の闘病を経てこの世を去る。翌年には父も後を追うように病気で亡くなった。経済苦を経験し、母をがんで亡くした伊藤氏だからこそ、「現場で働く人」、そして「がん対策」への思いは強く、様々な政策を実現してきた。
◆最前線の現場に常に問題意識を向ける伊藤氏。「現場で働く人にきちっと光が当たり、誰もが幸せに暮らせる世の中をつくる」と熱い決意を語った。

 

【連載】最新テクノロジーから見たグローバルヘルス 第4回
医療データのIT化は超高齢社会の救世主(P.158~)
山本康正(投資家/京都大学大学院特任准教授)

◆超高齢社会となった日本の課題として、山本氏は国家予算の半分を占める社会保障費の削減をあげている。その課題解決として、医療の効率化のための最新テクノロジーの活用を主張。
◆医療従事者の高齢化と人手不足が進むと、今の体制では限界が訪れる。最悪の場合、医療崩壊にもつながりかねない。医療従事者の負担を減らすためにも、最新テクノロジーの導入は、長い目でみればより多くの人の恩恵につながる。
◆さらに山本氏は民間企業のノウハウを医療分野に応用することの大切さを指摘している。健康維持のためのアプリにゲームの要素を取り入れることで楽しみながらモチベーションを維持できる取り組みも提案。


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