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【潮10月号の読みどころ】特別企画ほかオススメ記事

『潮』2023年10月号(9月5日発売)のオススメ記事を、読みどころとともにご紹介いたします。

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【特集】若い力の可能性
若者がもっと政治に関心を持つために、制度と意識の改革を(P.56~)
能條桃子(NO YOUTH NO JAPAN代表理事)&石井啓一(公明党幹事長/衆議院議員)

●デンマーク留学中に、SNSでの選挙情報を発信する活動を始めた能條氏。その経験が若者の政治参加を促進する「NO YOUTH NO JAPAN」の立ち上げにつながったという。
●若者の声を政治に届けるために活動している能條氏は、公明党の「ボイス・アクション」を評価。さらに公明党の地方議員に女性が多いことに触れた。石井氏は、国会の女性議員の割合をさらに高めていく方針を語った。
●さらに、多様な世代の議員が増えることに賛同する石井氏に対して能條氏は、被選挙権年齢引き下げに向けて公明党への期待を寄せた。


しんどくなったら「カウンセリングにおいで」(P.64~)
中元日芽香(心理カウンセラー)&大空幸星(NPO法人「あなたのいばしょ」理事長)

◆乃木坂46の元メンバーの中元氏はアイドル時代の経験から、グループ卒業後に心理カウンセラーへキャリアチェンジ。孤独・孤立対策としてチャット相談を行うNPO法人「あなたのいばしょ」理事長の大空氏は、悩みを抱えていた十代のころに高校の担任との出会いが人生を変えたターニングポイントであったと語る。
◆中元氏は、カウンセリングを「一休みの場所」と表現。家族のように継続支援することではなく、自分の力で生き生きと社会に戻ってもらうところにゴールを設定している。大空氏もまた「マイナスからゼロへの支援」の重要性を語った。
◆中元氏がカウンセラーと相談者とのあいだに明確な境界線が必要であることを論じると、それに対して、大空氏は自己犠牲ではなく、「本気の他人事」として自分を保ったまま相談者に関わっていくべきだと応じた。


【特集】健康を「科学」する
高齢者の活躍がこの国の未来を決する(P.72~)
小林武彦(東京大学定量生命科学研究所教授)

◆生き物において「老い」は人間に特有の現象。不安や恐怖を抱かれている「老い」だが、生物学者として小林氏はむしろ進化的に長い老後を持つ方が有利であったという考えを示した。
◆進化の過程で誕生したシニア世代は、社会において豊富な経験や知識を伝達したり利害関係を調整したりする役割を果たしてきた。少子高齢化によって高齢者が多い分、豊かな知恵をもった人材が社会に多いことになると小林氏は強調。
◆小林氏は「高齢者は弱者であり保護されるべきだ」という発想を見直す必要があると語る。最後に、若者のロールモデルに高齢者がなっていくことを期待し、シニアの活躍で日本の未来は決まることを述べた。


【特集】香川県
ひと・文化・自然――香川は〝じわっと〟好きになる!(P.100~)
池田豊人(香川県知事)&中野美奈子(フリーアナウンサー)

◆おいしいうどんで有名な香川の新たな魅力として、丸亀市の美術館や重要文化財、さらには著名なアーティストを輩出してきた歴史を踏まえてアートに注目する池田氏。香川へUターンした中野氏は美しい島々の魅力に触れた。
◆中野氏は、そんな魅力あふれる香川に移住して第二の人生をスタートされた方を紹介した。それに対して、都市機能がコンパクトにまとまり、温暖で災害も比較的少ない香川は、高齢者にも住みやすい県であると池田氏。
◆知事として子育て支援に力を入れている池田氏は、観光とともに地場産業の活性化に注力しているという。知名度が課題の香川の産品だが、実際に足を運んでみることでその魅力に気づく楽しみにもなると中野氏は語る。

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