【潮3月号の読みどころ】特別企画ほかオススメ記事
2025/02/05月刊「潮」2025年3月号(2月5日発売)のオススメ記事の読みどころをご紹介します。
【特別インタビュー】
アウシュヴィッツの教訓を今こそ若者たちに知ってもらいたい(P.48~)
中谷 剛(アウシュヴィッツ・ビルケナウ博物館公式ガイド、通訳、翻訳家)
●最近印象深かった出来事は、日本からやってきた修学旅行生の家族との交流です。男子校で学ぶ高校生を案内してから2~3カ月経ったころ、その子のお母さんから「私と娘もアウシュヴィッツを見学したい」とメールで連絡をいただきました。そのお母さんは「アウシュヴィッツから帰ってきて以来、息子が変わった」「今まで話したことがない言葉を発するようになった」とおっしゃるのです。収容所の跡地を3時間がかりで歩きながら自分の頭で考え、帰国してからも真剣に考えてくれたのでしょう。その後、お母さんと娘さんが二人でアウシュヴィッツまで見学にいらっしゃいました。(P.50)
【特集】分岐点に立つ人類
わが家の台所から始める気候変動対策(P.64~)
井出留美(食品ロス問題ジャーナリスト)
●食品ロスの削減が人類の営みに与える影響は、環境面のみにあるわけではありません。経済や社会にも大きな影響があるのです。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの試算によると、食品ロスによる日本の経済損失は4兆円に上るとされています(2022年度)。これを一般家庭に換算すると1世帯あたり7万2000円です。また、日本では一般廃棄物の処理費として約2.1兆円がかかっていますが、これは国立大学に政府が支出している額の約2倍にあたります。(P.66)
すべての人が安心して暮らせる日本を創る!(P.80~)
杉 久武(公明党参議院議員)
●生活者の実感に即したビジョンを描けることが、公明党の強みだと自負しています。超高齢社会や少子化などの人口問題はネガティブに語られがちですが、ピンチこそチャンスと捉えて、よりよい社会の構築に注力していきたいと強く決意しています。ご承知のとおり、今年の7月には参議院選挙を控えています。じつは、今回の公明党の予定候補者の大半が40代以下となっています。また、党青年委員会からも、多くの議員が改選を迎えます。青年世代の候補者でがっちりとスクラムを組んで、なんとしても参院選を勝ち抜いていきたいと思います。(P.86)
【ルポ】箱根総合優勝への"襷"は後輩たちに託された。――ドキュメント創価大学駅伝部(P.118~)
酒井政人(スポーツライター)
●「全日本大学駅伝の後は5区か2区の選択をずっと迫られていて、自分はどちらでも走れる準備をしてきました。そして、『山の神になる』という気持ちを押し殺して、チームを勝たすために、最後は笑って終われるように〝絶対に2区で区間新を出してやろう″という気持ちで走りました。最後の坂は"絶対に負けたくない"という思いでした。5区の経験も生きて、自分の理想どおりのレースができたんじゃないかと思います」(吉田響選手)(P.120-121)