月刊「潮」2026年2月号(1月5日発売)のオススメ記事の読みどころをご紹介します。
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今月のオススメ記事
【特別企画】2026年 日本と世界の現在地
米中経済戦争の間で日本が生き残る道はあるか(P.32~)
鈴木一人(東京大学公共政策大学院教授・地経学研究所所長)
地経学の時代における日本の戦略について、高市総理の看板政策である日本成長戦略会議では、17の戦略分野を指定しています。(中略)日本の経済成長のためにはすべて大事であり、方向性は間違っていません。ただ現状、日本が中国と地経学的にどう戦っていくのかが、この成長戦略からは読み取れません。日本は他国、とりわけ中国に対して、どのように優位性を維持するのか。その観点からメリハリをつけ、戦略的目標をしっかり設定することが大事です。実際にここで掲げられている17分野の多くは、すでに中国が日本より優位性を持っています。その中で日本がこれから優位性を取り戻せるのはどの部分なのかを、しっかり考えていかなくてはならないでしょう。(P.35-36)
【新連載】平成の回廊──創価学会と日本社会 第1回
連立離脱に見る歴史の断層(P.56~)
與那覇 潤(評論家)
保守派ほど昭和の歴史──自らのルーツを「語らないでいい」と主張する、奇妙な令和の政界で、公明党だけが独自の戦後史を生きていた。政治の浄化を掲げて1955年から歩んできたとする、「彼らの55年体制」に無頓着すぎたことが、平成の3分の2をともに過ごしたパートナーの喪失に帰結した。そんな歴史観は「信仰にすぎない」と、批判するのはたやすいし、学会員とて否定はしまい。だがそれを言うなら、高市首相のこだわる靖国神社の愛国史観も、まさにひとつの信仰である。同質性の高い日本の社会でも、誰もが「それぞれの物語」を抱いて人生を生きている。相手の物語を踏まえたとき、目の前の現実はどう見えるか。いちどもそう問わずに、自分の物語だけを押しつければ、ハラスメントになり分断を生む。(P.63)
【特集】北海道
圧倒的な自然が息づく故郷は僕の原風景(P.72~)
小日向 文世(俳優)
目まぐるしく仕事に追われる中でも故郷・北海道を忘れたことはありません。僕は東京の夏が苦手でして、寒くなるととたんに元気になります。東京の我が家は高台にあるので、冬になると空気が澄んで自宅から富士山がきれいに見えるのです。日が暮れると、北海道の青春時代を思い出しながら屋上に寝袋をもちこみます。寒い中でランタンを灯し、寝袋から顔だけ出して夜空を見るのが大好きです。そうやって空を見上げると、三笠のころと同じように、広い夜空以外何も目に入りません。(P.78)
【アスリート列伝】立石正弘(創価大学野球部)
「ドラフト一位は、プロのスタートラインに立っただけ」(P.120~)
横尾弘一(野球ジャーナリスト)
2025年、最上級生で主将も任された立石はしっかりとチームを牽引し、本塁打王、打点王を手にする活躍でリーグ優勝に貢献。新たに挑戦した二塁手でベストナイン、さらに最高殊勲選手賞にも選ばれる。また、二年続けて大学日本代表にも選出され、日米大学野球では四番に座って五戦全勝の完全優勝を果たす。プロからの評価は鰻登りで、それを報じるメディアも「ドラフト候補の一人」から「上位指名は確実」と立石への注目度を高め、夏場には「一位指名で何球団かが競合する」と、その球団数を予測する記事もみられる。(中略)ドラフト会議を10日後に控えた10月13日、広島東洋カープは立石の一位指名を公表。果たして、ドラフト会議では阪神タイガース、北海道日本ハムファイターズも一位で立石の名前を挙げ、抽選の末に交渉権は阪神が獲得した。(P.127)
今月の「民衆こそ王者」
今月の「民衆こそ王者――池田大作とその時代」は「火宅を出ずる道」篇(5)です。
唯一の戦争被爆国から核兵器廃絶の波を——戸田城聖第二代会長の「原水爆禁止宣言」と、その弟子・池田大作第三代会長が語る仏法という生命尊厳の思想に触れて、被爆をして「死の恐怖」に震えていた日々を「使命の人生」へと転じさせていった学会員たちがいました。
記事の中から、印象的な部分を一部抜粋してご紹介します。
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