月刊「潮」2026年1月号(12月5日発売)のオススメ記事の読みどころをご紹介します。
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今月のオススメ記事
【特別企画】「道標なき時代」を生きるヒント
分断と排除の時代にこそ求められる宗教の使命とは(P.32~)
島薗 進(宗教学者)
近代以降の日蓮系教団で最大の勢力に発展したのは創価学会です。(中略)学術界には、その創価学会の思想を改めて捉え直し、日本の仏教における現代的な展開として位置付けていくことが求められます。創価学会や公明党は、そうした客観的な検証を受け止めて、他宗教も含めて市民社会との連携を深めていくことが期待されます。(中略)従来の創価学会は、教団内の結束に力点が置かれていたように思います。これからは時代の要請に応じて、多様性を包摂する方向で自らのビジョンを展開していくことが望まれます。自分たちの信じる真理を公共空間に通用する思想として提示していってほしいのです。カトリック教会が良き先例です。時間はかかると思いますが、ぜひともそのポテンシャルを発揮されることを期待しています。(P.39)
【特別企画】「道標なき時代」を生きるヒント
高市首相のリスキーな対米・対中戦略と、野党・公明党の責任(P.40~)
手嶋龍一(外交ジャーナリスト・作家)
緊迫した現下の情勢は"紙の上"の論議を軽々と乗り越えて推移するでしょう。台湾海峡を巡る危機が更に深まれば、アジア太洋州局長の訪中などで事態を打開することは到底望めません。ここは政治リーダーの出番なのです。公明党はかつて日中国交正常化に向け先駆けの務めを果たし、半世紀を超えて日中関係に携わってきました。それゆえ「日中友好を」などと勧めているのではありません。中国が力を背景に海洋に進出するいま、東アジアにグローバルな戦争を招かない責務を担っていることを自覚してもらいたいと思います。主権者から国政を委ねられた者でなければ遂行できない責務があるはずです。(P.47)
【特集】"危険"から身を守る心得
ヒグマのプロが語るクマ対策の誤解と課題(P.56~)
藤本 靖(南知床・ヒグマ情報センター」主任研究員)
明言しておきたいのが、「『クマとの共生』は人間優先でしかありえない」ということだ。対等に共生することは不可能である。25年秋にはクマの出没情報を受けて多数の学校が臨時休校になった。中止になったイベントや行事も多く、日々の生活にも支障がでている。クマがのそのそ歩いている街の中で、通勤通学、買い物や散歩にでかけるわけにはいかない。つまり、クマが人間の領域に入ってきたとき、人間は不自由になるのだ。それは全く「共生」ではない。批判の声も時折耳にするが、人間が暮らしていくためには「クマが可哀そう」はいったん横に置いて、人間の生命と安心・安全が最優先されるべきだ。そのことを、身近にクマがいない地域の人にも理解してほしい。(P.63)
【ルポ】あと10秒を絞り出せ!"優勝"への課題と展望——全日本大学駅伝ダイジェスト(P.116~)
酒井政人(スポーツライター)
出雲駅伝でも活躍した「最強の6人」に加えて、前半シーズンは故障に苦しんでいた1年生が台頭。また、前回の箱根駅伝で1区を務めた齊藤大空(3年)もレース復帰を果たしており、チームは変わり始めている。3年生の小池は「エース」への道を突き進み、今回は不発だったムチーニも「箱根駅伝は区間賞を獲れるように頑張ります」と気合い十分だ。最後の学生駅伝を迎える野沢は、「やってきたことは間違っていないと思うので、本番で自分たちの走りができるように仕上げていきたい」と意気込んでいる。榎木監督は、「箱根は全日本からさらに2区間増えて、山もあります。もっと競争力を高めていきたい」と語っている。まだまだ進化する創価大は26年の正月、どんなチームに成長しているのか。楽しみにしたい。(P.123)
今月の「民衆こそ王者」
今月の「民衆こそ王者――池田大作とその時代」は「火宅を出ずる道」篇(4)です。
原爆が投下された地獄の中で、必死に救護を続けた女性たちは後年、池田大作第三代会長と出会い、あの日の光景を後世に伝える使命を自覚していきます。池田会長は、「悲哀の大地」から敢然と起ち上がった被爆地の友を讃え、無数の言葉を紡いでいきました。
記事の中から、印象的な部分を一部抜粋してご紹介します。
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