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山形県はほのぼのと温かい「日本の顔」。(キャイ~ン・ウド鈴木さん)

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ラーメン県そば王国・麺どころ山形の魅力


先日、山形県が特許庁に「ラーメン県そば王国」という商標を登録申請したそうです。実は山形県民は、ラーメンやそばなどの麺類が大好きなのです!


山形の街の食堂の多くは、ラーメンや中華そばのメニューがあるので、ラーメン屋さん以外でも、いろいろなところで、ラーメンを味わえます!


最近の出来事でも、2023年10月に東京で開かれた「日本ご当地ラーメン総選挙」というイベントで、山形県の「酒田のラーメン」が優勝しました。


夏が暑い山形県は「冷やしラーメン」発祥の地でもあります。温かいラーメンと同じ大きさの丼に冷たいスープと麺が盛られ、真夏でも涼しく爽やかにラーメンをすすれる、冷やしラーメンは山形の夏の風物詩です。


山形県内にはいくつか「そば街道」があり、そば通がうなる、美味しいそば屋さんがいろいろあります!


山形っておもしろい食文化で、米どころなんですけど、ラーメン、そばはもちろんほかの麺類もすごく食べるんですよ。


山形県中央部の村山地方では「ひっぱりうどん」という郷土料理も有名です。茹でたうどんを鍋から引っ張り上げて、サバの水煮の缶詰や納豆、ネギや大根おろしをトッピングして麺をすすります。缶詰はツナ缶でもいいと思います。お椀に麺つゆか醤油をちょっと垂らせば「ひっぱりうどん」の完成です。


ちなみに山形ではサバの水煮の缶詰の消費量がとても多く、スーパーで山積みされていてもどんどん売れていきます。


鶴岡では「麦きり」という郷土料理も有名です。麺には小麦粉を使っており、そうめんとうどんの中間ぐらいの太さの麺を、冷たいつゆでいただきます。「麦きり」専門店があるほど人気なのは、夏にものすごく暑い山形県だからかもしれません。

米作りに勤しむ両親の背中を見てきた幼少期


最初に言いましたが僕の実家は米農家です。「米」という字を分解すると「八十八」になります。全部で八十八もの工程を経て、手間と苦労をかけて作るから「米」だという説も聞いたことがあるんですが、うちの両親もその言葉通りに一生懸命、丁寧に米作りに勤しんでいました。


朝早くから夕方まで、1日に何回でも田んぼの様子を見に行くんです。それも田植えや稲刈りの時期に限らず、雨の日も風の日も。雨の降り方によって、田んぼに張られた水量を調整するので、いつも天気のことを気にしていましたね。


我が家は二人の姉と僕と弟の4人姉弟なんですが、昔は「米と僕たち子どもたちとどっちが大事なの!」とちょっと米に嫉妬していたくらいで(笑)。今となってはバカバカしい話ですけど、でもそのくらいに米作りに愛情を捧げる親の背中を見て僕たちは育ちました。小さい頃から僕たちはよく家業を手伝わされましたね。僕たちも手伝う代わりにお小遣いをもらえるよう交渉したりして、ちゃっかりしていました。


今は弟が父の跡を継いで鈴木農産企画を経営し、田んぼを愛でながら、イキイキとお米自体が喜ぶような、美味しい米作りに取り組んでいます。


父が名付けた「おやじの米」というブランド米のインターネットでの通信販売のほか、東京で実際に食べていただけるようにと、「すずのおむすび」というおむすび屋さんを令和元年に開店して、現在は、昼はおむすび屋さんで、夜は「和食すずなり」という豚しゃぶが食べられるお店という形態で頑張っております! 皆さんにぜひお立ち寄りいただけましたら幸いです!


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