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ICC判事経験者がノーベル平和賞受賞

怒れるトランプに立ち向かう日・加・欧州

米国中間選挙(11月3日)を目前に劣勢状況に焦るトランプ大統領が9月の共和党大会で同党勝利なら成人米国人全員に一人5000ドル(約80万円)をバラ撒く異例の公約を打ち出したことは記憶に新しい。加えて今年のノーベル平和賞に自分を選ぶよう猛烈アピールした努力も虚しく、受賞者はかつて草創期の国際刑事裁判所(ICC)で裁判官を5年間務めた南アフリカ出身の85歳のインド系女性、ナバネセム・ピレイ元国連人権高等弁務官となった。


トランプ氏は「聞いたこともない謎の人物」(10月11日付毎日)と腐したが、ピレイ氏は「アパルトヘイト(人種隔離)と30年にわたって弁護士として闘」(10月14日付日経)った経歴をもつ筋金入りの"人権闘士"だ。1995年当時、南アの裁判官のほとんどが白人男性だった中、「マンデラ大統領の下で、非白人女性として初めて高等法院の裁判官に任命された」(10月15日付朝日)女性でもある。


トランプ大統領は9月22日の国連総会で加盟国へICC脱退を訴え、ICC関係者の受賞の報を受けてすぐさま同組織本体への制裁"発動"を発表(米国内の資産凍結など)。


これに対し、日本やカナダ、欧州(英仏独伊蘭丁)のICC加盟8カ国外相は「遺憾であり、強く異議を唱える」との共同声明を発表した(10月11日付産経)。これまでは米国にモノを言えない弱気の高市首相で知られたものの、ここに来てようやく、「日本が米国によるICC制裁に関連する各国との共同声明に加わるのは初めて」(10月11日付日経)となった。

愛知県で開催されたアジアスポーツ祭典

日本は史上最多の金メダル獲得も、不評

9月19日から10月4日まで32年ぶりの日本開催となる「愛知・名古屋アジア競技大会」に45カ国・地域から1万5000人を超える選手団が参加し、43競技を行った。日本は過去最多の83の金メダルを獲得。2028年ロスオリンピックに向けて勢いづいた形だ。 中でも卓球男子は絶対王者の中国を破り60年ぶりの頂点へ。読売は「王国の壁 崩した」(9月25日付)と報じた。競泳では17歳の大橋信しんが男子200メートル平泳ぎで世界新記録を樹立。 「前人未踏」(同日付東京)、「常識破りの新星」(同日付朝日)と絶賛された。一方、大会では宿泊や輸送のほか多くの批判も。ホッケー男子で韓国と北朝鮮の国歌を取り違えた単純ミスに加え、男子サッカー優勝の韓国チームの国旗が揚がらないトラブルも起きた。

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