最も重要なのは「会員を守る」こと
池田は語っている(1988年5月のスピーチ、全集第71巻)。 「かりにも、もっとも大事な仏子を利用し、見くだし、犠牲にしていく存在があれば、経文と御書(日蓮の遺文集)に照らし、だれ人であろうと私は許さない。また、戦ってきた。ゆえに迫害も大きかった。
くる日もくる日も、早朝から夜半にいたるまで、ただただ仏子の安穏を祈り、心をくだき、つくしきったつもりである。これは御本尊の前で、私は断言できる。
細かなうえにも細かな心をつかい、また大きく安全の屋根をつくり、広布のために苦労されている皆さま方を守ってきたつもりである。こわれかかった生命の器を直し、元気に蘇生させていく信心の指導も、こちらの生命をけずる思いでの労作業であった。
疲れ果てることもしばしばであった。また、きわめて多忙な身でもある。とはいえ、私にとって"会員を守る"という一点ほど重要なことはない。その一点に心血をそそいできた。学会員を思い、気づかう心において、私以上に実践してきた者は絶対にいないと確信している(拍手)。
ともあれ、門下の一人一人をどこまでも気づかい守られた、御本仏の御振る舞いを拝しつつ、日々、辛労をつくしきってきたがゆえに、今日の学会がある。決して組織のうえの命令や権威によるものではない。形式でもって、人の心をつかめるはずがない。学会はどこまでも信心のうえに、『真心』と『人間性』で結ばれた"心の世界"なのである。 戸田先生は、逝去を前にした最後の指揮のなかで、こう言われていた。 『学会は"雰囲気"を大切にしていきなさい。皆の楽しい、仲の良い"雰囲気"をこわす者は敵である』と。 人間の心を熟知された戸田先生の、ひとつの結論的指導であった」
※当記事は『民衆こそ王者 池田大作とその時代』23巻から抜粋をしたものです。
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宗門の弾圧に抵抗し、人間主義の宗教を確立した師弟の激闘録。
「第九」がつないだ歓喜の連帯と民衆の勝利を描く。
『民衆こそ王者 池田大作とその時代 23 魂の独立宣言――第九篇』「池田大作とその時代」編纂委員会・著
定価:1760円、発行年月:2026年10月、判型/頁数:四六並製/304ページ
【目次】
第1章 「一番素晴らしい夕陽だ」――宗教改革の炎
第2章 「池田先生に会いに行くぞ」――徳島の「第九」
第3章 「泉のように滾々と」――大田の「第九」
第4章 「苦悩を突き抜けて歓喜へ」――5万人の「第九」
第5章 「人間」以外に「仏」はない――10万人の「第九」
資料篇
